仏壇

　金仏壇は、主に浄土真宗（お東、お西）において使われるお仏壇で、お浄土の世界を具現化した荘厳華麗なお仏壇です。

　金箔、塗り、彫刻、金物装飾、寺院を模した屋根、多彩な蒔絵などが施され、それぞれの専門職の分業で作られております。

それを工部七職と呼び、「木地師」 「宮殿師」 「彫刻師」 「漆塗師」 「金箔押師」 「蒔絵師」 「錺金具師」の七つの専門職に分業されております。

　そうした工部七職がいる地域が、経産省によって産地指定され、岐阜県周辺では、名古屋、彦根、京都、石川（金沢・七尾）、長野（飯山）などが産地指定されております。

　岐阜県（美濃・飛騨）は、工部七職が揃う地域がないため産地指定された地域はありませんが、周辺地域の職人の手を借りて造られたお仏壇が流通しております。