2023/6/27
- お墓
- 石種
『御影石と大理石』
御影石と大理石を簡単に区分しますと、御影石は火成岩で、大理石は石炭岩です。
石炭岩である大理石は、貝や動物の死骸が蓄積する海底で積み重なって固まった石で、一方、火成岩の御影石は、マグマに含まれる様々な鉱石が地中の高圧縮と冷却で形成された石です。
大理石と比べて、御影石の方が、高い硬度があり、水の吸収率の低く、大理石よりも酸に強いため、雨風に晒される建材や墓石などに使われます。
大理石や御影石という呼称は、あくまでも地質学的な区分ですので、品質や値段も、それぞれピン切りです。
品質は、耐久性、希少性、模様、色、光沢などの総合的な判断になります。
そこで御影石の中でも、天山石、大島石、庵治石などブランド石が高級なのは、雨風や寒暖差に対する耐久性が非常に高いだけでなく、色、模様、光沢が良く、希少性が高いからです。