2023/7/4
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『仮想空間メタバースの供養』
2021年11月に、テクニカルブレインが開発したネット霊園「風の霊」のサービスが始まりました。家族や知人のアバターが、仮想空間メタバース内の霊園で、お墓参りや法事をするサービスとして開発されましたが、現在、テクニカルブレイン社による運営は停止し、冠婚葬祭業大手アルファクラブ武蔵野に譲受される形で、新しい供養サービスの一つとして引き継がれております。
システム会社の開発・運営だったことから、供養のノウハウや人的リソースの不足が背景にあるようですが、仮想空間そのものは、世界中で様々な試みが続けられておりますので、仮想空間を使った新しい供養のカタチも確立していくのかもしれません。
このような仮想空間は、実社会を補完する利便性や、独自の面白さによって、利用の拡大の可能性もありますが、人類の進化と起源に関わる供養行為が、仮想空間で充足する時代は来るのでしょうか。そうした時代は、全く新しい人類社会なのかもしれませんが、現実社会ではできないことも可能になるのかもしれません。