2023/8/2
- 仏事・季節行事
- 夏
『お施餓鬼とは』
お施餓鬼(おせがき)の正式名は、「施餓鬼会(せがきえ)」と言い、曹洞宗では、施食会(せじきえ)とも呼ばれます。
死後、餓鬼道(がきどう)に落ち、飢えや渇きに苦しんでいる霊に食べ物や飲み物などを供え、ご供養する仏事(法会)をいいます。
浄土真宗(お東お西)では行いませんので、馴染みのない方もいらっしゃるかと思いますが、一般的に7月8月頃、禅宗、真言宗、浄土宗、日蓮宗などのご寺院では、多くのお檀家様が集まり、いっしょになってお施餓鬼を盛大に営みます。
お施餓鬼を通じて、誰であろうと惜しみなく分け与え、救う心などを気づき学ぶ機会にもなりながら、仏様が、私達の餓鬼道に落ちた霊を救おうとする思いを、慈悲の心で見守り支えてくださる暖かい法会だと言えるのではないでしょうか。