お東さん(真宗大谷派)は、金色の仏具を使います。
そして鶴亀の燭台(ローソク立て)を使います。
中国前漢時代の「淮南子(えなんじ)」という思想書の中に「鶴は千年、亀は万年」と記されているそうですが、「鶴は千年、亀は万年」と長寿の祝いや願いを意味しております。
浄土真宗(親鸞聖人)や浄土宗(法然上人)では、「無量寿」という言葉を見聞きいたしますが、無量とは「はかることができない」という意味で、寿は「命」を意味しており、そこで、長寿を意味する鶴亀の燭台に命の尊さを感じながら火を灯すという意味もあるそうです。